2019年7月20日土曜日

IPランドスケープに興味が持てない理由

IPランドスケープは、関連書籍等も出版され、盛り上がりを見せておりますが、いまいち興味が持てておりません。

研修にハズレてなかなか知識を得られないのもありますが、そもそも以下の疑問があるからです。

1.情報が古いのではないか?

特許出願は、基本的に出願から1年6月で公開されます。つまり、特許情報は、最新でも1年6月前の情報となります。

技術分野にもよりますが、技術革新の速い分野では、特許情報は古い情報となります。このような古い情報を用いて分析しても、使える結果が得られるかどうかわかりません。

過去の分析には有用と思います(インテルが90年代に成功した理由の分析など)が、未来がどうなるかという分析には適さないと思います。

2.顧客ニーズがわからないのではないか?

特許情報は技術情報のみが含まれますので、顧客ニーズ等の情報をとることができません。

近年、デザイン思考等の考え方により顧客ニーズの重要性が増しておりますが、特許情報のみの分析からは、顧客ニーズの観点が抜け落ちてしまいます。

3.そもそも競合分析に興味がない

特許情報からは、競合の情報が取れることが大きなメリットとなりますが、そもそも、競合がいるという点で、ビジネスとしては難しい状況になっている可能性があります。

ブルーオーシャン戦略ではないですが、競合不在となるようなビジネスに持ってゆくことが近年の方向とされておりますので、そのような企業には、競合分析は不要となります。

もちろん、競合不在とするには、競合分析が必要ですので、まったく意味がない訳でもありませんが、競合を分析するよりは、顧客ニーズの分析に労力をかけた方が良い結果が得られるのではないでしょうか。




結局のところ、特許情報は、技術データベースとしては優秀ですので、技術分析に使用するのはよいですが、それ以上の情報を引き出そうと努力するのは、難しいかと感じております。

なお、IPランドスケープに関する知識は十分でありませんので、上記考えには誤りがあるかもしれませんし、すでに上記欠点を補う手法が開発されているかもしれません。

2019年7月18日木曜日

自分でする特許出願-オンライン出願環境整備-

だいぶ間が空きましたが、マイナンバーカードとカードリーダーを入手しましたので、オンライン出願の環境を整えようと思います。

どうすればよいかというと、
電子出願サポートサイト
 http://www.pcinfo.jpo.go.jp/site/
から、インターネット出願ソフトをダウンロードすればよいだけです。

ダウンロードの方法やソフトの使用法につきましては、上記サイトを読んでいただければわかると思います。

最近の特許庁はユーザーフレンドリーですので、電子出願したことがない方でも、上記サイトは出願できるように、やさしく親切に書いてありますので、大丈夫と思います。

私も家の安いパソコンにダウンロードしてみましたが、特に問題なく起動できました。

次回は、審査請求と、早期審査の手続きをしたいと思います。

2019年7月8日月曜日

テキストマイニングを使用した特許マップ作成について

以前、パテント誌に掲載されました論文「テキストマイニングを使用した特許マップ作成手法の開発」が無料公開されました(以下のURLです)。


https://system.jpaa.or.jp/patent/?freekeyword=%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97


パテント誌の過去の記事を「マップ」で検索しますと、上記ヒット1件となります。つまり、意外にも、パテント誌には「特許マップ」や「パテントマップ」を主題とした記事が1件もなかったということになります。

さて、論文の内容としては、それほどレベルの高いものではありません。

もう少しレベルを上げようと思いましたが、テキストマイニング等の技術的な内容というのは、技術革新による陳腐化のスピードが速く、例えば、5年くらい前のテキストマイニングの本を読んでも、ちょっと古い、と感じさせてしまうような感じとなります。

このような分野でレベルを上げる努力をしても、すぐに陳腐化してしまいますので、つねにレベルアップの努力をする必要がありますが、私はこの分野で食べているわけではありませんので、労力を投入するのは躊躇してしまいます。

そこで、今回は、パテント誌に掲載してもらえるレベルに留めて、今後の改良は、やれたらやるというような感じとしたいと思います。

2019年6月24日月曜日

テーマについて(2)

知財学会ですが、今年はエントリーしようかと考えています。

テーマとしては、テキストマイニングを使ったブランドQFD・・・というようなイメージです。

通常のQFDの方がやり易いのですが、ニーズに基づく製品開発というのは多くの方がやられており、テーマとしては陳腐化しておりますので、ブランドの方が新規性があると考えております。

また、学会発表となると理論武装しなければならないので、最近さぼっているブランドの勉強を再度する強制力になることも期待できます。

分析対象ですが、そろそろ「紙おむつ」以外を考えようと思います。

「紙おむつ」としていたのは、おおもとのブランドQFDの論文が「紙おむつ」を対象としていたためです。

しかし、「紙おむつ」というのはテーマとしては、なかなかよい対象でした。

まず、 誰でも製品の具体的イメージがわきますので、事例として好適といえます。

さらに、紙おむつは数社が激しい開発競争を繰り広げておりますので、特許出願件数も多く、特許分析にも好適です。

また、SNS上から様々な意見を拾えますので、顧客の声を収集しやすいです。

ということで、「紙おむつ」に代わって、分析してほしい製品を募集しますので、何かありましたら、教えてください。

2019年6月22日土曜日

キャッチコピー再び(完)

弁理士制度120周年のキャッチコピーが先日決定したと発表がありました。

採用作品は、「知財を支えて120年」です。

残念ながら、私の作品は選に漏れました。

募集要項に定められた、キャッチコピーに要求される要件としては、「使用可能性(他者権利を侵害しない)」、「弁理士象徴性(業務をイメージできる)」、「120年の象徴性」、及び、「一般への認知性(一般人に理解できる言葉の使用)」の4要件がありました。

「使用可能性」については、類似の商標は登録されておりませんので、問題ないようです。

「弁理士象徴性」については、正直なところどうなのかな、と感じます。

知財(制度?)を支えているのは、発明者であり、特許庁、裁判所、企業、弁護士・・・等の方も制度を支えております。弁理士のみが支えているような印象だと誤解が生じるかもしれません。

「120年の象徴性」については「120年」という年数が入っておりますので、大丈夫です。

「一般への認知性」については、知財を支えるとはどういうことなのか、イメージしにくいかもしれません。

ブランドエッセンスの面から、必要な要件としては、「理解性(一般人に理解できること)」と「許容性(炎上しないこと)」がありました。

「理解性」については、 知財を支えるとはどういうことなのか、というところがイメージしにくいかもしれません。

「許容性」については、発明者、特許庁、裁判所、企業、弁護士・・・等の中に、ちょっとイラっとする人がいるかもしれません。

というところで、採用作品は、個人的には、弁理士の仕事をうまく象徴していないのかな、と思います。 しかし、炎上はしませんので、無難というところでしょうか。

私が応募した作品は、「アイデアを綴って120年」でした。これは、明細書を書くという仕事を抽象化したものです。

この案の欠点は、意匠・商標の仕事をカバーしていないことです。

ですので、審査段階で意匠・商標系の方からクレームがつくなどして炎上し、不採用となったのかもしれません。

しかし、審査段階で炎上した方が、世に出てから炎上するよりましですので、しょうがないかと思います。以上、負け惜しみでした。

2019年6月17日月曜日

テーマについて

学会発表するとした場合のテーマですが、「QFD」とするか「ブランドQFD」とするか考えています。

「QFD」の場合には、「ニーズ」と「シーズ」の関係を見ますので、デザイン思考と共通点があり、話としては分かりやすいのがメリットです。ただし、その分、やっててつまらないというデメリットがあります。

 「ブランドQFD」の場合には、「ベネフィット」と「属性」の関係を見ますので、話としては分かりにくいというか、正直私も専門外で完全には理解しておりませんので、細かいつっこみがありますと答えられないというデメリットがあります。ただし、変わった分析となりますので、面白いというメリットがあります。

今回はわかりやすさを重視して、通常の「QFD」としようかと思います。

進め方ですが、QFDをつくるだけではつまらないので、もう少しなにかしようと思います。今考えているのは以下の手順です。

1.テキストマイニングQFDにより、ニーズ・シーズ分析をする。
以前書いたブランドQFD論文のような感じで、QFDを作成し、技術開発方針を決定する。

2. テキストマイニングを用いた新規発明創出
開発方針に基づいて新規発明を創出します。発明発想手法としては、TRIZなどいろいろあり、なんでもよいのですが、それでは面白くないため、せっかくテキストマイニングしているのですから、ここでは、テキストマイニングを利用した発明創出法を無理やり考えます。

3.特許出願、権利化
アイデアを考えるだけではつまらないので、実際に出願して、権利化します。個人で出願する場合には、権利化費用が安く済みますので、これを利用します。

4.アンケート実施
上記分析手法と特許公報を、当該分野に関連する企業に送り、有用性に関するアンケートを行います。

知財学会までには、せいぜい1.2あたりまでしかできないと思いますので、 残りはまとめて、後日どこかに投稿する感じとなります。こんな感じでどうでしょうか。

2019年6月8日土曜日

知財学会へのエントリーについて

パテント誌にテキストマイニングを使った特許マップの論文を掲載いただいたことを、何回か書きましたが、本来のテーマは「テキストマイニングを使用したブランドQFDの作成方法」でした。

しかし、このテーマですと、世間一般にはなんだかよくわからないテーマとなり、投稿してもリジェクトされる可能性がありましたので、パテント誌になじむテーマに変更したものです。

それでは、 「テキストマイニングを使用したブランドQFDの作成方法」についてまとめているかといえば、全く着手しておりません。

というのは、これをまとめたところで売上にはなりませんし、また、期限もありませんので、だらだらと放置しているのが現状です。

とはいえ、このままではせっかくのアイデアが日の目をみないことにもなりますので、例えば、知財学会の発表会にエントリーして、強制的な期限を設けることにより、いやいやながらまとめるモチベーションを得ようかとも思います。

今年の知財学会の学術研究発表会は12月にあり、ちょうど今がエントリー期間となります(6/30まで)。場所は東工大となります。

発表分野は、以下となります。

・知財制度論
・著作権、コンテンツマネジメント
・知財に関する国際問題
・先端技術・国際標準
・知財人材育成、知財教育
・知財経営
・ブランド、デザイン
・知財の実証分析
・その他
・学生発表

昔は、特許情報分析活用なんたら、という分野があったと思いますが、今は消滅したようです。

私も昔学会発表を見たことがありますが、 特許情報分析活用では、特定企業の方が連続発表して特定のセッションを独占し、発表内容も自社製品の紹介であり、学会発表というよりは、自社製品プレゼンという感じのものもありました。

要は、知財学会を自社製品の広告・宣伝の場として利用しているのが見受けられました。そういうことがなくなった要因の一つと勝手に思ってしまいますが、たぶん、単に発表者が減ったとかの理由と思います。

自分が発表する場合には、「ブランド・デザイン」か「その他」となると思います。

実は、何年か前「ブランド」の発表分野で「ブランドQFD」について発表したのですが、とても受けがよくありませんでした。

というのは「ブランド」といいつつも中身は「商標(法)」であり、私の前後の発表者も商標権侵害訴訟や商標管理の発表内容であり、見に来る方も「商標」に関する発表を期待しているようでした。

そのような中で、「ブランドQFD」の発表をしても、「QFDってなに?」や「商標の話はどこに出てくるの?」、「ブランドなのに何で特許の話が出てくるの?」という反応しかなく、場違い感がありました。

今回の「ブランド・デザイン」も事実上「商標(法)・意匠(法)」ということになりますと、場違い感が出てしまいますので、あえて「その他」でエントリーすることも考えられるかと思います。

しかし、発表すること自体は、目的ではありませんので、どうでも良いのかもしれません。

とはいえ、こういう発表資料をつくるというのも、非常に負荷がかかりますので、仕事が暇でないとなかなか時間が取れません。仕事の状況も勘案して、6/30までにどうするか考えたいと思います。

2019年6月1日土曜日

テキストマイニングを使用したパテントマップについて

パテント誌に「テキストマイニングを使用したパテントパップ作成法」を載せていただいた訳ですが、実のところ、作成時間があまりなかったので、最低限の内容となっております。

本当は、もう少し事例づくりをする必要があるのですが、もはや私の力のみでは無理ですので、ご興味のある方は、是非事例づくりに挑戦してみてください。(よい事例ができましたら教えてください。)

事例がたまりましたら、発明推進協会に掛け合って、「誰でもできる!テキストマイニングを使った特許分析」 的な本を一緒にだしましょう。

あと、一般的なテキストマイニングを使用した多数の論文がありますので、それらを読んで、特許分析に流用できるような分析手法がないか、調べてみるのも面白いと思います。

テキストマイニングの技術は日進月歩ですので、実務に耐えられる手法がそろそろ出てくるのではないでしょうか。

2019年5月19日日曜日

テキストマイニングを使用した特許マップ作成手法の開発について

私が書きました「テキストマイニングを使用した特許マップ作成手法の開発」という論文が、パテント誌の2019年5月号(Vol.72)に掲載されました。

ご興味のある方は是非購入下さい。パテント誌は本屋に売っておりせんが、弁理士会のホームページから誰でも購入可能です(800円+送料100円です)。

とはいえ、実のところ、パテント誌の内容は、発行から数か月後に弁理士会ホームページで無料公開されますので、無理に購入する必要もありません。

5月号の特集は、「知的財産権誌上研究発表会(テーマ:進歩性)」でして、進歩性について読者との討論を前提とする熱い論文が多いのですが、私の論文は特集を外れた、どうでもよい論文となります(討論しなくてよいので安心です・・・。)

進歩性に関する論文が、ずらりと並ぶので、私の論文は場違いな感じとなることをおそれておりましたが、私の1つ前の論文が偶然?、テキストマイニングに関する論文でしたので、 何となく、心強い感じがします。

一般的なテキストマイニング分析の進め方が、私の一つ前の論文に記載され、それを特許分析に適用したのが私の論文、という順序で読み進めていただけると、理解が早いと思います。

2019年4月26日金曜日

自分でする特許出願 -電子化手数料納付-

先日出願した件ですが、工業所有権電子情報化センターから電子化手数料の請求書が来ました。

請求金額は、11700円(ページ数15ページ)となります。

出願日から30日以内に納付しないと、出願却下処分となります。

請求書が届くのが、出願日から2週間となりますので、手続き期間は事実上2週間となります。したがって、請求書が届いたら、忘れないうちに、すぐに納付した方が良さそうです。

納付はゆうちょ銀行で行えます。

オンライン出願の場合には、11700円は発生しないため、カードーリーダー(1880円)の購入が必要だとしても、もうこの時点で、コスト的にはオンライン出願が好ましいことになります。

今回かかった費用
電子化手数料 11700円
振込手数料 130円

2019年4月20日土曜日

特許マップ自慢について

私が2012年に書いた論文が、日本マーケティング学会のHPに掲載されています。

マーケティング・プロセスへの特許情報の活用について
この手の論文を書いていて、いつも悩みますのが、 特許マップソフトの必要性です。

どんなに優れた内容でも(この論文が優れているという訳ではありません)、特定の特許マップソフトの機能に依存した内容ですと、多くの読者には実施不能ですので、読む意味がありません。

特許マップソフトは、一般には数百万円しますので、気安く購入できるものでもありません。また、業者にマップ作成を依頼したとしても、同等の費用がかかると思います。

そうしますと、こういう論文は、筆者がこういうマップを作れるという宣伝目的や自己満足のような感じとなっているのではないか、と感じることがあります。 

そういう意味を込めて、上記論文はお蔵入りとしていたのですが、ごく一部に需要があったのと、私が特許情報をマーケティングに初めに使用した、というような人が最近でてきましたので、公開した次第です(もちろん私が一番最初という訳でもありません)。

本屋で、IPランドスケープ関連の本を、いろいろ見かけるようになりましたが、こちらもやはりそのような感じで、本に記載された特許マップを得るには、高額なマップソフトを購入するか(購入しても使いこなせるかどうかはわかりません・・・)、著者の方に、マップ作成を依頼するしかありません。

そうすると、この手の本は、資金的に余裕のある大企業の知財部関係の方、以外は読む意味がないということになります。 (あとは、特許マップソフトを使用できる環境にある調査会社の方。)

しかし、マーケティングに特許マップは有用と思いますので、ローコストでマップを作成できる手段があればよいと思います。

5月以降、JplatpatもCSVでダウンロードできるようになるようですので、これとエクセルとでマップを作る手法があればよいかもしれません。

2019年4月2日火曜日

自分でする特許出願 -書面出願-

マイナンバーカード到着待ちの状況ですが、先行して特許出願をおこなうことにしました。

出願が遅れますと新規性を喪失するおそれがありますので、急ぐべきは特許出願となります。

オンライン出願環境はまだ整っておりませんので、今回は書面出願とすることにしました。

書面出願の方法につきましては、工業所有権情報・研修館のHPに「出願書類の書き方ガイド」の説明があります。
http://www.inpit.go.jp/md_archives/guide/index.html

それで、まず、所定の書式で明細書を作成します。ガイド通りに記載すれば、方式的には問題のない明細書となると思います。

問題となるのが、新規性、記載要件等の実態的要件となりますが、不安があるなら弁理士に作成を依頼するのが無難ですし、実務書や審査基準を読む余裕があるのでしたら、そういう本を読みつつ、勉強がてら自分で明細書を作成してみるというのもあると思います。

ローコスト化という観点からは、できるだけ請求項数とページ数を減らすように努力することになります。請求項数を減らせば、審査請求料や特許料を低減でき、ページ数を減らせば電子化手数料を削減できます。

もちろん請求項数を減らすと中間処理で大変であったり、貧弱な権利となる可能性があり、ページ数が足りないと、説明不足で拒絶されたりするリスクがあります。したがって、むやみに減らすべきではなく、費用対効果を考える必要があります。

なお、オンライン出願する場合には、電子化手数料は不要ですので、ページ数を無理に減らす必要はなくなることになります。

出願の際には、特許印紙を14,000円分願書に張り付ける必要があります。特許印紙は郵便局で売っていますが、窓口の方が特許印紙を知らなかったり、特許印紙のストックがない場合もありますので、予め大きな郵便局で入手しておくとよいと思います。

完成した明細書は、書留で特許庁へ郵送します。郵便局で消印が押された日が出願日となります。

2019年3月31日日曜日

規格開発エキスパート講座について(3)

登録申請をしていた規格開発エキスパート補の件ですが、先日判定結果の通知がなされました。結果としては、無事登録の運びとなりました。

つまり、試験に合格しても、自動的に規格開発エキスパート補になれるわけではなく、所定の審査がなされたのち、登録の決定がなされることになります。

決定までに数か月の時間を要することから、それなりの審査があると想定されます。

そう考えますと、修了試験も難易度が高かったですし、登録にも審査があることから、難易度としては、当初の想定より随分高めと感じます。

とはいえ、何とか無事に登録できましたので、今後は実務の研鑽をつみたいと思います。

2019年3月16日土曜日

自分でする特許出願 -カードリーダー入手-

次に、カードリーダーを入手しようと思います。

マイナンバーカード対応のカードリーダーですが、よくわかりません・・・。

公的個人認証サービスのポータルサイトには、対応カードリーダ一覧のPDFがあります。
https://www.jpki.go.jp/prepare/pdf/num_rwlist11.pdf

PDFを見ますと、まず、使用するパソコンのOSのバージョンを知る必要があることがわかります。自分の使っているパソコンのOSは、ウィンドウズの8.1なのか10なのか、32bitなのか64bitなのか知る必要があります。

調べるのも面倒ですので、なんにでもつかえそうな、NTTコミュニケーションズのACR39-NTTComにしてみました。

値段も1880円とヨドバシドットコムで見える範囲では安い方であり、使えないなどの悪い評価も見当たらないため、大丈夫と考えました。ダメなら、違うのを買いなおします。

これとマイナンバーカードが来ましたら、パソコンのセッティングをしたいと思います。

今回の出費は:カードリーダー 1880円

2019年3月10日日曜日

自分でする特許出願 -マイナンバーカード入手-

2019年4月1日施行の改正特許法により、審査請求料と特許料の新たな軽減制度がスタートします。

従来も、一定の中小企業等に対し軽減制度はあったのですが、軽減のための厳しい条件が必要であったり、証明書面を提出しなければならないなど、 利用しにくい制度ではありました。

改正法の施行により、大幅な条件緩和と、手続きの簡略化が図られます。 4/1以降、本制度を利用した出願が多くなされるのではないかと予想されます。

特許出願において、一番費用が掛かるのは、弁理士に依頼する特許明細書の作成費用ですが、次に費用が発生するのは、審査請求料となりますので、これが1/2軽減となるのは、出願費用低減に大きなインパクトがあると思います。

したがって、自分で明細書を書いて、自分で出願すれば、ローコストで発明の権利化が図れるのではないかと思います。

そこで、私も長年温めていたアイデアについて、自分で特許出願をして権利化を図ることにチャレンジしたいと思います。

普通に特許出願をしてもつまらないので、できるだけ費用をかけないという観点で特許出願をしたいと思います。(注:十分な権利化を図らねばならない事情がある場合には、素直に弁理士に依頼しましょう。 )

それで、自分で特許出願するに際し、まず検討する必要があるのは、書面出願とするか、オンライン出願とするかです。

書面出願は、明細書を紙で作成して、特許印紙を貼って、特許庁へ郵送するタイプの出願です。

気楽にできるのがメリットですが、紙で出願した場合には、後日電子化手数料(特許庁の方で紙を電子データに変換する手数料)が請求されるのがデメリットとなります。

電子化手数料は、手続き1件につき1200円と書面1枚につき700円となりますので、出願や中間処理で書面枚数が多くなりがちな特許出願では、この電子化手数料はコスト悪化の要因となります。(書類が少ない商標出願は書面出願でよいかもしれません。)

そうしますとコストの観点からはオンライン出願を選択するのが良いことになります。

オンライン出願の方法については、特許庁HPの

 https://www.jpo.go.jp/system/process/shutugan/pcinfo/hajimete/index.html

に詳しく説明されておりますので、これを参考にするとよいと思います。

これを読みますと、まず、「1.事前準備」が必要となります。

事前準備では、「法人」と「個人」を選択することになります。

「法人」を選択した場合には、電子証明書を準備することになります。ただし、電子証明書は取得に費用が発生するようです。

法務省HP
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00028.html#02

一方、「個人」を選択した場合には、マイナンバーカードを準備することになります。マイナンバーカードの取得手続きには、特に費用はかからないようです。

地方公共団体情報システム機構HP
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/

そうしますと、費用低減のためには「個人」で出願しようかなと思います。

来年以降の確定申告にマイナンバーカードを使用しようと考えていたので、これを機会にマイナンバーカードの交付申請をしました。

交付は申請から1か月程度かかるとのことですので、この間に、他の準備をしたいと思います。

今回かかった費用:マイナンバーカード用写真 800円

2019年3月2日土曜日

キャッチコピー再び(4)


最後に、ブランド資産と便益階層からまとめたブランドアイデンティティですが、以下のようになります。

ブランドエッセンス
=キャッチコピー
コアアイデンテティ
拡張アイデンテティ
信頼できる手続き
手続きの信頼性
国家資格
グローバスビジネスを支える
グローバル性
ビジネスの優位性
自社優位性のアピール
価値の創出
幅広い知識の所有
法律の知識
技術の知識

やはり、一般人には理解しにくいものとなりました。

ブランドエッセンスとしては、
・一般人にわかりやすい用語の選択
・特許、意匠、商標、知財は用語としてわかりくいから使用しない
・一般人のボキャブラリー内の用語を使用
となりますが、どうなんでしょうか。

BtoB企業のCMを見ますと、イメージ広告が多く、どういう仕事なのか想像できないものが多いですが、きっとこういう事情からなのでしょう。

ブランド活動の要諦は、「ブランドアイデンティティを正しく顧客の頭の中のブランドイメージに転写する」ことにあります。

そうしますと、キャッチコピーに必要な要件は
・理解性
・許容性
の2つとなります。

理解性を充たすには、一般人のボキャブラリー内の用語を使用する必要があります。そうしますと、「特許」は微妙ですが(最近は、下町ロケットや朝ドラでも「特許」がでてきますので大丈夫かもしれませんが)、「アイデア」あたりは星野源の曲にもありますので、使えそうです。

許容性につきましては、例えば、弁理士はすごい仕事だ、とか言っても、一般人は「イラッ」とするだけで、まともには聞きません。

許容を容易にするには、やはり便益を明確化する必要があるでしょう。つまり、あなたは何をしてくれるのか、です。

思えば、企業年金のキャッチコピーは、「老後の安心」という便益をキャッチコピーに盛り込めばよいのである意味楽でした。

さて、このような感じで、キャッチコピーを作成して応募しましたが、結果発表は4月末ということになります。結果が発表されましたら、答え合わせがてら、採用作品を紹介したいと思います。

2019年2月28日木曜日

サービス標準について

本日はサービス標準の研修を受けてまいりました。

2019年7月1日施行の産業標準化法によれば、サービス標準のJIS化が本格的に始まることになります。

サービス標準とは、ピンと来ないかもしれませんが、例えば、ホテルのサービスの内容を標準化するとか、病院やらレストランやら遊園地やら、サービスを提供するものでしたらなんでも標準化の対象となります。(実際に標準化するかどうかは別のはなしとなりますが・・・。)

従来のJISは第2次産業のみを対象としておりましたが、法改正後は第3次産業も対象になるということです。したがって、JISなんて関係ないと思っていた方も、これからは要注意となります。

それでは、サービスの標準化を進めればよいと考えますが、やはり簡単にそういう訳にはいきません。

1つは実装の問題です。標準は作っても使われなければ意味がありません。そうすると認証を行う必要がありますし、ステークホルダーに認証の有効性を理解してもらう必要があります。

2つめは差別化をどうするかという問題です。サービスの標準を定めますと、サービス品質が均一化しますので、サービスを受ける方にはメリットがあるのですが、事業者は差別化がしにくくなります。

そうしますと、サービス標準に関しても、オープンクローズ戦略のようなものを取る必要がありますが、具体的手法につきましては、まだ誰も知りません。

我こそはという方は、サービス標準のオープンクローズ戦略を是非研究してみてください。

2019年2月27日水曜日

ロゴマークの作成法について

先日ロゴマークの作成法の研修を受けてきました。パワーポイント等の配布資料が0でしたので、備忘録的に作成手順について記録しておきたいと思います。


なお、ロゴマークは造語で正確には、ロゴタイプとトレードマークとなります。

講師は、長野オリンピックのロゴマークを作成された方でした。説明された作り方は以下のような感じでした。

STEP1は、情報収集となります。設定されたテーマに関する情報をなんでもかんでも大量に集めます。長野オリンピックの場合には、長野の歴史、文化、自然、に関するビジュアルデータを収集します。

STEP2は、キーワード抽出となります。収集したビジュアルデータから、大量のキーワードを抽出します。キーワードの数は数百~といった感じでした。

STEP3は、マークに使用するキーワードをいくつか選択します。マークにしますので、何らかの形態(形状、色彩)を想起させるキーワードを選択する必要があります。長野オリンピックの場合には、雪の結晶と、人の輪と、花でした。

STEP4は、マーク作成となります。キーワードの形態をデフォルメして、色を変えたり、大きさを変えたり、組み合わせを変えたり、様々な試行錯誤による調整を行います。と、簡単に書いていますが、一番根気がいる作業となります。

STEP5は、マーク案をいろいろな人に見てもらい、良くないところがないか確認します。同時に何らかの権利に抵触しないか確認します。

マークの重要な所は、多くの人に受け入れられることだそうです。多少なりとも不快感があると、以前の東京オリンピックのマークのようにいらぬ詮索をされてボツになるおそれがあるそうです。したがって、このいろいろな人によるチェックの部分が一番重要となります。

感想としましては、マーク作成には結構工数がかかるなという印象です。仕事としてやるには、1マークあたり数百万円くらいいただかないと、満足のゆくマークはできない感じです。もちろん、それだけのフィーをいただけるのは一流のデザイナーだけでしょうが。

私も機会があれば、ロゴマークの作成にチャレンジしたいと思います。

2019年2月19日火曜日

キャッチコピー再び(3)


弁理士の便益の階層分析は以下のようになります。

便益
広く一般の方
特定ベネフィット
(情緒的、自己表現的便益)
⇒顧客がどのように感じるか
信頼できる手続き
グローバルな支援の安心のサポート
法律と技術がわかる、頼りがいがある
一般ベネフィット
(機能的便益)
⇒顧客が何をできるようになるか
知財の創出、知財の権利化、知財権の活用(収益化)支援、ビジネスの参入障壁構築支援、ビジネスの差別化支援
ファクト
(属性、特性)
⇒顧客に提示される特性、プロセス
特許明細書作成、出願手続き、特許査定率、勝訴率、出願件数、出願費用、訴訟代理、契約・技術標準アドバイス

ここで難しいのが、弁理士はBtoBの仕事が多いので、企業に対する便益はあるのかもしれませんが、一般人に対する便益はほとんどないところです。

お題としては、「一般への認知性」がありますので、一般人への便益を分析したいところですが、ないので仕方がありません。

このあたりで、もはや良いキャッチコピーを作ることができないことを感じました。

話は変わりますが、最近テレビを見ておりますと、BtoB企業のテレビCMをよく見かけます。

視聴者はBtoB企業の製品を買うことはありませんので、無意味と思いますが、おそらく新卒の求人のためにCMをうっているのでしょう。

ビジネスがBtoBのみとなりますと、一般人から遠くなってしまうという寂しさがあります。

ということで、次は、ブランドアイデンティティの作成を行いたいと思います。