2020年11月29日日曜日

発表終了の件

知財学会の発表が無事終わりました。ご聴講いただいた方、まことにありがとうございました。

パワポ33ページでしたので早口でとにかくしゃべりました。今年は会場から質問もなく、内容がよろしくなかったかもしれません。

オンライン会議の問題点は、自分の声がどの程度の大きさで相手に届いているかわからないところです。

逆によいところは、発表に対する会場の反応が分からないこともあり、心が折れることもなく発表を終えることができる点かと思います。

良い学会発表とは何か、となりますと、やはり、会場の方が質問したくなるような、発表内容づくりかな、と思います。

自分の成果をひたすら発表してしまうと会場が置き去りとなりますので、会場から質問を集め、自分の研究を改善するためのヒントとするような感じが良いと思います。

しかし、今年もいろいろありましたが、アウトプットを一つ残せてよかったと思います。今回の発表内容については、どこかで公表できるよう作業を進めたいと思います。

2020年11月26日木曜日

予稿を見ての感想

知財学会ですが、発表者には先んじて予稿が見れるようになりました。

内容をお伝えすることは厳禁ですので、簡単な感想をお伝え?したいと思います。

まず、予稿はカラーでも可というのは去年私が学んだことですが、文字数や行数等も勝手に変更してよいことも今回わかりました。

私は馬鹿正直に、学会HPにアップされていた例のままのフォーマットとしましたが、人によってはぎっしりと小さい文字で書きこんであります。

したがいまして、自分の発表に人を呼びたい場合には、予稿も字を小さく行数を多くして、ぎっしりと書き込むことをぜひお勧めします。 

それで、予稿を見た感想ですが、いろいろ考えている人がいるのだな・・・、というところです。

こういうブログを書いていてなんですが、最近、知財というものへの興味が薄くなり、知財関係の本もあまり買っておりません。したがいまして、知財に対する視野が狭くなってしまったと感じております。

こういう予稿集を見ますと、視野が再度広がった感じがして、これで参加費が3000円なら正直安いものだ、と思います。

印象としては、著作権、商標権、標準化、ビジネスモデルの話題が多いかなという印象です(あくまでも印象です。正確には分析してません・・・)。

特許屋としては寂しい限りです(といいつつ、ブランド・デザインのカテゴリーで発表しておりますが。)

ということで、日曜日の発表に備えようと思います。

2020年11月20日金曜日

発明の未来について・・・

前回、「内容に関しては、できるだけ努力しないで、特許性のある発明をする方法を考えた」などといいましたが、これは当ブログのみの発言となります。

学会では、この点は積極的には触れないで発表としようと思います。これは、上記考えには問題があるからです。

特許法の建前上、進歩性のある発明のみ保護することとなっております。

この理由にはいろいろあると思いますが、発明は人間の精神活動の成果であり、その人間の努力を評価する、というのがあると思います。 

そこで、努力しないで発明をしますと、はたして法で保護する必要があるのか、という疑問が生じることなります。

上記の考えを表明してしまいますと、このような論点が浮かび上がりますので、積極的に言う必要はないかと思います。

しかし、この論点は5~10年以内に真剣に議論されることとなると思います。それはAIが発明するケースが今後増えてくると思われるからです。

AIは大量のデータに基づいて発明してくると予想されますので、人間には思いつかない奇想天外な発明を多数してくると思います。

現状の審査基準は、人間の精神活動を基準に定められておりますので、人間の精神活動の限界を超えるAIがなす発明は余裕で特許されることになります。

つまり、今の審査基準は人間にはほどよいが、AIには”ざる”ということになります。

そうしますと、審査基準を厳しくするとかの対応が必要となりますが、そうしますと、人間のなす発明は進歩性なしとなり、特許を受けることができなくなる弊害があります。

しかし、そのような時代が来た場合、人間の役割とはどのようになるのでしょうか・・・。 企業の研究所はAIをずらりと並べて、そのアウトプットを見繕って出願したり、製品化したりするようになるのかもしれません・・・。

2020年11月19日木曜日

もう飽きた件

今日は知財学会の接続テストがありました。

今年の知財学会はオンラインということで、発表者は自宅などから発表することになると思います。今日はその接続を確認することをしました。

私の方はうまく接続できましたが、当日は多少混乱がありそうです。接続がうまくゆかなくても無慈悲に発表をスケジュール通りに進行するそうです。

パワポももう出来上がっており、改善しようと思えばさらに改善できますが、まあ、もういいかなという感じです。正直このテーマに飽きました・・・。

5月のGWの自粛期間にデータ整理をしましたので、もう昔のテーマという感じです。

学会発表後に、論文に仕上げようと思いましたが、もう、論文もできてますので、11月中に投稿して、このテーマは終わりとし、12月からは、次のテーマを探す旅にでようと思います。

発表資料ですが、パワポは通常20ポイント以上の文字を使うことが推奨されますが、今回はオンラインということで、小さな文字でも見えると思いますので、16ポイントでまとめてみました。

内容に関しては、できるだけ努力しないで、特許性のある発明をする方法を考えたものとなっておりますので、将来的には、この発表内容が、自分で自分の首を絞めるような結果となるかもしれません。

とはいえ、いずれ誰かが考えるでしょうから、気にせず発表したいと思います・・・。

【PR】“AI、生成AI”による知財業務の効率化、スピード化のセミナーについて(9/27開催)

掲題の件、セミナーの1/4を担当することになりました。私の担当分は、「【第2部】生成AIで革新する特許データ分析」です。URLは以下となります。 AI 生成AI 特許調査 分析 翻訳 技術情報協会はセミナー・出版・通信教育を通じて企業の最前線に立つ研究者、技術者をサポートし社会に...