最近は弁理士知財コンサルの研修に励む日々ですが、こういう研修で必ず紹介されるのがSWOT分析です。
ご存じとは思いますが、SWOT分析は、自社の状況について、強み、弱み、機会、脅威の4象限に分けて記入して、自社の状況を分析する手法です。
私が初めてSWOT分析を知ったのは、5、6年前の農工大MOTでのクラス討議でしたが、私以外の社会人学生は当然その程度は知っており、自分の馬鹿さ加減に驚いた記憶があります。
何年か前、某コンサルタントの先生が、あなたたちのSWOT分析は間違っている。本当はこうやるのだ、とおっしゃってましたが、逆に言えば、初心者でも初心者なりの分析ができる点で、とっつきやすいと思いますし、人気の理由と思います。
その他、フレームワークというものは無数にありますが、SWOT分析が生き残る理由としては、情報の分類数が、たった4つというところにあると思います。
分類数が多いと表をつくるのも大変ですし、見る方もパッと見で内容を理解することは難しいと思います。
何年か前の研修で、知財フレームワーク的なものを考案された方の解説を聞いたことがありますが、確かに、よく分析できるとは思いましたが、項目が若干多く、表を作るのが大変と思いました。そうすると一般に定着させることは難しいと思います。
世の中で使われているフレームワークといえば、PEST、4P、3C、アンゾフのマトリクス等、3つ、4つの分類となるのが多く、5フォースとなるとあまり使われておりませんので、このあたりの3つ、4つの分類数が上限なのかと思います。
そう考えると、知財関係のフレームワークを新たに考案しようとする場合には、2×2のマトリクス位とするのがよいと思いますが、どういう分類にすればよいのでしょうか・・・。
2015年8月8日土曜日
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