今から30数年前、私が大学生のときに聞いた話で以下のようなものがありました。
それは、牛乳の入れ物の素材は、ガラス、紙パック、ポリエチレンのどれがエコか?というものでした。
結論から言いますと、ポリエチレンが一番エコで、次が紙パック、最悪がガラスということのようです(評価法によっては変わるかもしれませんが・・・)
ガラスの場合には、製造に高温とする必要があるのでCO2排出が多く、また重いことから輸送にCO2を多く排出し、リサイクル時の洗浄により水を汚染する、などエコでない側面があります。
紙パックの場合には、原料に木材を使用することから森林によるCO2吸収能力が低下し、リサイクル時の漂白剤や洗浄により水を汚染する、などエコでない側面があります。
ポリエチレンは、製造にエネルギーを比較的要せず、使用後は燃やしてしまえばよいため、環境を汚染することもありません。
結局のところ、プラスティック原料がエコでないように見えるのはイメージの問題であり、実際にはガラスや紙を使用する方が環境負荷が大きいと思われます。
プラスティック原料の問題点は自然環境下で分解されない点ですが、これは、廃棄物の回収がしっかり行われ処理が行われている日本では問題とはなりません。
7/1からエコの観点からレジ袋が有料化されるそうですが、イメージの問題なのか、本当にエコなのか、気になるところです。