遅ればせながら我が家でもiPad2を買いました。ただしセッティングができてませんので、使用できてはおりません。
ご存知の通りiPadはアップル社の製品ですが、昔から不思議に思っていたのがアップルストアの存在です。
銀座の一等地に直営店を設けたりするのは非常にコストがかかると思うのですが、わざわざお金をかける意味があるのでしょうか。
家電量販店でもアップルは独自の売り場を確保しておりますので、意識的に販売にコストをかけていることは間違いありません。
一般に、製品は、技術開発から販売まで複数のプロセスを経て消費者に渡ることになります。アップルと他のメーカのこのプロセスを比較すると以下の様な感じとなると思います。
一般のメーカは、開発と製造を行い、販売は商社や家電量販店などに任せて自社で積極的に販売したりはしません。
アップルは、開発と販売は自社で行いますが、製造はフォックスコンなどの企業に丸投げしています。
このようにアップルと他のメーカーとは、ビジネスモデルが異なり、このあたりにアップルの強さの秘密がありそうです。
それでは、日本の企業も販売に力を入れればアップルのようになれるかといえば、そう簡単には行きません。
アップルには先行者利益がありますので、今からアップルの真似をしても、追いつくことは難しいでしょう。
しかしながら、日本のメーカも技術力を高めると同時に、ビジネスモデルを他者と異なるものとし、差別化を図ってゆくことが必要とはいえるでしょう。