前々回、ダイソンのMFTモデルを作成しましたが、これを使って、新規用途の探索をしたいと思います。
方向性としては、あまり使い道のなさそうなサイクロン機構の用途を探すことにしたいと思います。
サイクロン機構の機能には、分離性(分離性+清浄性)がありますので、これに共起する用途を見つけることにより、用途探索をしたいと思います。
やり方は、
①技術範囲無限定の特許検索で母集団をつくる
②コード(ここでは分離性)に共起する用途用語を抽出する
だけです。
そうしますと、以下の図が出ます。□で囲われた字がコードに使用された用語で、〇が共起する用語(ここでは装置)です。
なにか、面白い用途は見つかりましたでしょうか?
適用可能性のあるものはいろいろあるようですが、ダイソンはBtoBはやらないと思いますので、BtoC用途で考えますと、目新しい用途はないような気がします。
エアシャワー装置などは、昨今のコロナ対策として面白いかなと思います。ただし、住宅設備に近くなりますので、住設メーカーと協業するなら実現可能かと思います。
この先は、技術的実現性や、ビジネスモデルの検討も必要となりますので、こんな感じで検討してみてはいかがでしょうか。