掲題の件、構成を考えてみました。
1.導入部
前提部分の簡単な説明となります。長々と書いても意味はありません(誰も読まない)ので、手短に記載したいと思います。
内容としては、QFDを使用する動機づけのための、こじつけとなります。
(1) 分析と設計について
特許情報分析により、新製品を開発したいという要望がでることがありますが、それは難しいことをここでは説明したいと思います。
分析は現状把握には向きますが、新製品の開発のためには、別途設計行為が必要となります。
分析結果を利用して、設計を行うことができるかどうかが、知財デザインプロセスのポイントとなります。
(2) 量的分析と質的分析について
従来の特許情報分析は量的分析といえます。量的分析によれば企業の競争状態を的確に把握できますが、量的分析の結果から、製品設計という流れにもってゆくのは難しいことをここでは説明したいと思います。
製品設計のためには、質的分析が必要となります。質的分析とは、デザイン要素の関係性を分析して、製品の意味を分析する手法となります。
2.事例編
事例では、特定商品について分析と設計とを1セットで実施します。つまり、分析のみではなく、実際に設計します。ツールはKHcoderとなります。
I 事例1:おむつの事例(新製品開発)
(1) 分析ステップ
「テキストマイニングを使用したブランドQFDの作成」を流用します。
ブランドQFDにより、自社・競合他社製品のブランド分析を行い、自社製品開発の方向性を決定します。
(2) 設計ステップ
「テキストマイニングを使用した多空間デザインモデルの作成」を流用します。
自社製品開発の方向性に基づいて、新規製品を設計します。
II 事例2:〇〇の事例(新事業開発)
(1) 分析ステップ
「テキストマイニングを使用したMFTフレーム分析」ということで事例をGW中に作ります。
3~4社が競合した製品についてQFDを作成して、競争状態分析(量的分析)と製品分析(質的分析)を試みます。
(2) 設計ステップ
「テキストマイニングを使用したMFTモデルの作成」ということで、知財学会向けの事例を作成します。
MFTモデルを用いて、新規事業の探索を行います。(実際に事業化までを行うことはできません・・・ので、候補探索で終わりとなります。)
事例は計4つくらいあるとよいと思いますが、1年で1つずつ細々と増やそうかと思います。こんな感じでどうでしょうか。