11/27,28に開催の知財学会の予稿集が入手できました。その雑感を述べたいと思います。
ただし、内容について多く触れますと問題があると思いますので、問題にならない程度にしたいと思います。
なお、本ブログのアクセスは1記事1件くらいしかありませんので、何を書いても問題にはならないとは思いますが・・・。
私の発表は「その他」のカテゴリとなるのですが、申込時は「ブランド・デザイン」でした。事務局により「その他」へ変更されました。
そこで「ブランド・デザイン」を見ますと、やはり意匠法・商標法の発表がほとんどとなります。こういうことでしたら来年以降は「意匠・商標」へカテゴリ名を改名することをお勧めします。
次に、「その他」ですが、ポイントとなりますのが私の一緒のセッションの方の発表となりますので、簡単に(上辺だけ)見たいと思います。
一人目の方が、インテンシブ発表(発表論文3つくらい必要なレベルの高い内容)で、テーマは論文軸・特許軸・科研費軸による分析・・・とのことです。
内容としましては、テーマ名の3軸の立体グラフを作成して、気付きを得るというものです。
論文軸・特許軸・科研費軸のグラフですのでなかなか迫力がありますが、軸がIPC、JST分類、科研費審査分類となっておりますので、図をみましても、各種分類を知らない人には理解が難しいタイプの図となっております。
最近のIPランドスケープの図を見ましても、分類をそのまま軸に使用する図はほぼなく、人が理解しやすい用語に置き換えているものがほとんどですので、そのように改良すれば、より分かりやすい図となると思います。
あとは軸が細かすぎて、老眼が進んだ私には文字が視認できませんので、このあたりも改良いただければと思います。
二人目の方が、テーマは、審査経過と特許品質との関係の考察・・・となります。
中間処理書類を分析して、拒絶理由の内容と特許クレームの広さとの関係を考察した内容となります。(どういう関係があったのか、無かったのか、については、発表をお聞きください。)
この予稿をみますと、気になる一文がありました。
それは「中間書類の取得には特許庁がトライアル提供中のAPIを使用した」
このような分析は、やろうと思えば誰でもできたのですが、中間処理書類を入手して分析するのに多大な工数が必要ですので、誰もやりませんでした。
しかし、上記一文にあるようなAPIを使用すれば、データ入手が容易になり、もしかしたら、より少ない工数で分析できるのかもしれません。
このあたりは、私は完全に見逃していました。これだけでもこの発表は聞く価値があるかもしれません。
さて、私の方ですが、パワーポイントの修正をしております。日曜最後の発表ですので、まあどうなんでしょうか。