昨年末、気分転換に数日沖縄へ行ってきました。
(写真は勝連城です。)
沖縄へは毎年年末に行っているのですが、今年は外国人観光客が非常に多いと感じました。
私は主に路線バスを利用して移動します。北部の方のバスは、運転手と私だけ乗っているという状況が従来なのですが、今年は中国人(台湾人)でいっぱいということもありました。
また、基地で働く米国人はクリスマス休暇で本国へ帰還してしまうのが従来なのですが、今年は家族連れで観光している姿が多く見受けられました。
そんな感じですので、今年の沖縄は例年に比べて活気があり、円安の効果を実感しました。
思えば、ここ何年かは大変な円高の時代でした。
円高になりますと、日本のものや、サービスの相対価値が上昇しますので、平均的な労働者の給料も相対的に高くなって競争力を失い、仕事が海外に逃げてゆきます。
したがって、日本国内に仕事がなくなり、一般的な労働者は失業のリスクが高まります。
ただし、資産のある人や、一定の収入が確保されている人(公務員、年金生活者)については、相対的な資産価値や収入が上昇しますので、よい生活ができます。
一方、円安になりますと、日本の物、サービスの相対価値が低下しますので、日本人の給料が相対的に安くなり競争力が向上し、日本国内に仕事が戻ってきます。
ただし、円の価値は低下しますので、働いて収入を得ても、あまり豊かにはなりません。
結局どちらが良いかといえば、私のような国際競争力のない普通の労働者には、円安の方が給料は安いものの、失業のリスクが低くなる点で有利かと思います。
とはいえ、理想としては、仕事のスキルを高め、国際競争力のある人材となり、資産を蓄積することが、円安、円高にかかわらずいい生活ができますので目指すところになりますが・・・。
さて、今年はさらに円安になるのでしょうか。それとも円高に戻るのでしょうか。