パテント誌にテキストマイニングを使った特許マップの論文を掲載いただいたことを、何回か書きましたが、本来のテーマは「テキストマイニングを使用したブランドQFDの作成方法」でした。
しかし、このテーマですと、世間一般にはなんだかよくわからないテーマとなり、投稿してもリジェクトされる可能性がありましたので、パテント誌になじむテーマに変更したものです。
それでは、 「テキストマイニングを使用したブランドQFDの作成方法」についてまとめているかといえば、全く着手しておりません。
というのは、これをまとめたところで売上にはなりませんし、また、期限もありませんので、だらだらと放置しているのが現状です。
とはいえ、このままではせっかくのアイデアが日の目をみないことにもなりますので、例えば、知財学会の発表会にエントリーして、強制的な期限を設けることにより、いやいやながらまとめるモチベーションを得ようかとも思います。
今年の知財学会の学術研究発表会は12月にあり、ちょうど今がエントリー期間となります(6/30まで)。場所は東工大となります。
発表分野は、以下となります。
・知財制度論
・著作権、コンテンツマネジメント
・知財に関する国際問題
・先端技術・国際標準
・知財人材育成、知財教育
・知財経営
・ブランド、デザイン
・知財の実証分析
・その他
・学生発表
昔は、特許情報分析活用なんたら、という分野があったと思いますが、今は消滅したようです。
私も昔学会発表を見たことがありますが、 特許情報分析活用では、特定企業の方が連続発表して特定のセッションを独占し、発表内容も自社製品の紹介であり、学会発表というよりは、自社製品プレゼンという感じのものもありました。
要は、知財学会を自社製品の広告・宣伝の場として利用しているのが見受けられました。そういうことがなくなった要因の一つと勝手に思ってしまいますが、たぶん、単に発表者が減ったとかの理由と思います。
自分が発表する場合には、「ブランド・デザイン」か「その他」となると思います。
実は、何年か前「ブランド」の発表分野で「ブランドQFD」について発表したのですが、とても受けがよくありませんでした。
というのは「ブランド」といいつつも中身は「商標(法)」であり、私の前後の発表者も商標権侵害訴訟や商標管理の発表内容であり、見に来る方も「商標」に関する発表を期待しているようでした。
そのような中で、「ブランドQFD」の発表をしても、「QFDってなに?」や「商標の話はどこに出てくるの?」、「ブランドなのに何で特許の話が出てくるの?」という反応しかなく、場違い感がありました。
今回の「ブランド・デザイン」も事実上「商標(法)・意匠(法)」ということになりますと、場違い感が出てしまいますので、あえて「その他」でエントリーすることも考えられるかと思います。
しかし、発表すること自体は、目的ではありませんので、どうでも良いのかもしれません。
とはいえ、こういう発表資料をつくるというのも、非常に負荷がかかりますので、仕事が暇でないとなかなか時間が取れません。仕事の状況も勘案して、6/30までにどうするか考えたいと思います。