本日はサービス標準の研修を受けてまいりました。
2019年7月1日施行の産業標準化法によれば、サービス標準のJIS化が本格的に始まることになります。
サービス標準とは、ピンと来ないかもしれませんが、例えば、ホテルのサービスの内容を標準化するとか、病院やらレストランやら遊園地やら、サービスを提供するものでしたらなんでも標準化の対象となります。(実際に標準化するかどうかは別のはなしとなりますが・・・。)
従来のJISは第2次産業のみを対象としておりましたが、法改正後は第3次産業も対象になるということです。したがって、JISなんて関係ないと思っていた方も、これからは要注意となります。
それでは、サービスの標準化を進めればよいと考えますが、やはり簡単にそういう訳にはいきません。
1つは実装の問題です。標準は作っても使われなければ意味がありません。そうすると認証を行う必要がありますし、ステークホルダーに認証の有効性を理解してもらう必要があります。
2つめは差別化をどうするかという問題です。サービスの標準を定めますと、サービス品質が均一化しますので、サービスを受ける方にはメリットがあるのですが、事業者は差別化がしにくくなります。
そうしますと、サービス標準に関しても、オープンクローズ戦略のようなものを取る必要がありますが、具体的手法につきましては、まだ誰も知りません。
我こそはという方は、サービス標準のオープンクローズ戦略を是非研究してみてください。