2020年11月20日金曜日

発明の未来について・・・

前回、「内容に関しては、できるだけ努力しないで、特許性のある発明をする方法を考えた」などといいましたが、これは当ブログのみの発言となります。

学会では、この点は積極的には触れないで発表としようと思います。これは、上記考えには問題があるからです。

特許法の建前上、進歩性のある発明のみ保護することとなっております。

この理由にはいろいろあると思いますが、発明は人間の精神活動の成果であり、その人間の努力を評価する、というのがあると思います。 

そこで、努力しないで発明をしますと、はたして法で保護する必要があるのか、という疑問が生じることなります。

上記の考えを表明してしまいますと、このような論点が浮かび上がりますので、積極的に言う必要はないかと思います。

しかし、この論点は5~10年以内に真剣に議論されることとなると思います。それはAIが発明するケースが今後増えてくると思われるからです。

AIは大量のデータに基づいて発明してくると予想されますので、人間には思いつかない奇想天外な発明を多数してくると思います。

現状の審査基準は、人間の精神活動を基準に定められておりますので、人間の精神活動の限界を超えるAIがなす発明は余裕で特許されることになります。

つまり、今の審査基準は人間にはほどよいが、AIには”ざる”ということになります。

そうしますと、審査基準を厳しくするとかの対応が必要となりますが、そうしますと、人間のなす発明は進歩性なしとなり、特許を受けることができなくなる弊害があります。

しかし、そのような時代が来た場合、人間の役割とはどのようになるのでしょうか・・・。 企業の研究所はAIをずらりと並べて、そのアウトプットを見繕って出願したり、製品化したりするようになるのかもしれません・・・。

2020年11月19日木曜日

もう飽きた件

今日は知財学会の接続テストがありました。

今年の知財学会はオンラインということで、発表者は自宅などから発表することになると思います。今日はその接続を確認することをしました。

私の方はうまく接続できましたが、当日は多少混乱がありそうです。接続がうまくゆかなくても無慈悲に発表をスケジュール通りに進行するそうです。

パワポももう出来上がっており、改善しようと思えばさらに改善できますが、まあ、もういいかなという感じです。正直このテーマに飽きました・・・。

5月のGWの自粛期間にデータ整理をしましたので、もう昔のテーマという感じです。

学会発表後に、論文に仕上げようと思いましたが、もう、論文もできてますので、11月中に投稿して、このテーマは終わりとし、12月からは、次のテーマを探す旅にでようと思います。

発表資料ですが、パワポは通常20ポイント以上の文字を使うことが推奨されますが、今回はオンラインということで、小さな文字でも見えると思いますので、16ポイントでまとめてみました。

内容に関しては、できるだけ努力しないで、特許性のある発明をする方法を考えたものとなっておりますので、将来的には、この発表内容が、自分で自分の首を絞めるような結果となるかもしれません。

とはいえ、いずれ誰かが考えるでしょうから、気にせず発表したいと思います・・・。

2020年11月12日木曜日

まだまだ作業中

前回パワポが完成したといいましたが、構成を見直し作業中です・・・。

パワポ作成作業をしていると、内容がよいのか悪いのか感想がなくなるといいましたが、さらに作業を進めますと、自分はなぜこんなことをしているのか、何の役に立つのかという気持ちになってきました。

どうも作業に集中しますと、意識レベルが低下してゆくようです。

パワポの構成としましては、

Step1 デザイン要素の抽出

Step2 デザイン要素の分類

Step3 デザイン要素の構造化

Step4 デザイン要素の分割・追加

Step5 デザインの具現化

といった具合に、多空間デザインモデルの教科書通りに、各Stepの作業をしてゆく形としました。 

知財学会ですが、私以外にも多数の方が発表されます。しかし、私は、他の方の発表を聞かないと思います。

私の前の発表につきましては、自分の発表への極度の緊張のため、とても発表を聞く気にはなりません・・・。(修正や準備もありますし・・・。)

私の後の発表につきましては、自分の発表が終わったことへの開放感から、学会をとっとと去って、遊びたい気持ちになり、やはり聞く気にはなりません。

そういう意味では、発表しない方がよいのかもしれません・・・。

ただし、今回は、2A9(インテンシブ) 「発明の発掘」は「存在物の認知」か、「創発的な見なし・見立て」か? ~「知識、技術、発明、特許のプロセスモデル」を再考する、は見ようかと思っております。

私の発表は、情報から、創発デザインをして、特許化するというプロセスになりますので、私のテーマと何か共通点があれば、取り入れたいと思います(妹尾先生の発表ですので、私の考えをはるかに上回っているとは思います・・・。)

しかし、長いタイトルですな・・・。やはり、観客を呼ぶには、このくらいの題名にした方がよいのかもしれません。

私は、あまり観客に来られても、厳しい突っ込みがなされることをおそれますので、そっけないタイトルにしすぎたかと思います。

上記タイトルをまねしますと、私のテーマは以下のようになります。 

「発明の具現化」は「存在物の再構成」か、「創発的な思考能力」か? ~「特許情報、技術、発明、特許のプロセスモデル」を再考して、何とか楽して特許をとりたい・・・。、となります。

まあ、やっぱりやめておいた方がよいですね・・・。

そのまえに、学会参加費を振込しなくては・・・(弁理士は3000円と安いです。貧乏なので助かります)。

2020年10月30日金曜日

その他のカテゴリー・・・

知財学会発表用のパワポですが、もうできあがりました・・・。

 

こういう早くできあがるときには、地雷があるものですが、別に業務ではありませんので、気にしないことにします。

 

18回年次学術研究発表会ですが、プログラムの全容が明らかになったようです。

 

https://www.ipaj.org/workshop/2020/workshop_2020.html

 

私の発表は、11/29(日)の1440~ということになりました。

 

https://www.ipaj.org/workshop/2020/pdfs/ippan20201129.pdf

 

私の発表する「ブランド・デザイン」のカテゴリーをみますと、ブランド・デザインは、商標法・意匠法派の方が今年は多くを占め、肩身が狭そうです・・・。

 

スケジュールをみますと、私の前には10分の休憩が挟み込まれており、その下の「その他」とくっつけられておりますので、次からは「その他」のカテゴリーで発表するよう、暗に迫られているのかもしれません・・・(ちなみに、来年発表できるネタは今のところありません・・・)。

 

8年くらい前に私が知財学会で発表した時には、特許情報分析に関するカテゴリーが独立してありました。発表者も多くて一大カテゴリーという感じでした。

 

去年しばらくぶりに発表したときには、特許情報分析に関するカテゴリーは消滅しておりました。少し寂しいですね・・・。

 

今、特許情報分析に関する発表をする場合には、「その他」のカテゴリーとなるのでしょうか。

 

一方、えらい先生方のセッションのテーマを見ますとデータの利活用関係のテーマが並んでおります。


これからはデータの利活用が重要となるのかと予想できます。そう考えますと、特許情報分析というのは、再度注目されることになると思います。

 

そうしますと、来年は「データの利活用」というカテゴリーが新たに創設されるかもしれません。

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