2021年5月23日日曜日

MFTモデルについて

MFTモデルを書いてみました。これはパワポで書きますので大変でした。誰か自動的に書ける方法をご存じでしたら教えてください・・・。

一番右の列が技術でして、この技術から生じるのが真ん中の列の機能であり、この機能が実装されるのが、一番左の列の市場となります。

 

 

なんとなくですが、ダイソンはまず掃除機を手がけ、機能に共通性のある空調機器に展開し、現在は美容機器に進出しつつある、というような事業展開のような気がします。

(このあたりは時系列(出願日)の分析を加えれば分析可能と思います。)

掃除機は吸入した空気からごみを分離する、というサイクロン機構が有名ですが、この機構は空調機器には使用しませんので、これをコア技術として展開というわけにはゆかないようです。

掃除機と空調機器の共通の機能としては、吸排気性がありますので、この機能を実現する技術としてはモータ制御技術や吸排気構造がありますので、これをコア技術として、新市場へ展開したと考えられるかと思います。 

というのは、後付けの理由(私の嫌いな後知恵)となりますので、知財学会では、このMFTモデルを用いて、ダイソンの新規事業を考えることをやってみたいと思います。

これでGWの作業は終わりましたので、ほっとしました(大分過ぎましたが・・・)。

「専門家なのに、なぜ予測を外すのか?」~未来予測と特許戦略のお話~

 大学生の頃の思い出話から始めさせてください。1987年ごろ、私が国際関係論の講義を取ったときのこと。 教室に入ってきた先生の第一声が、今でも耳に残っています。 「君たちは国際関係論というと、いろんな国の関係を勉強すると思っているだろうが、違う。世界には米ソの2つの超大国しか...