2022年6月9日木曜日

知財学会のネタ案について

今年の知財学会ですが申し込みはまだ始まっていないようです。

発表するかどうかはまだ決めておりませんが、ひとまずネタ案だけでもまとめようと思います。

今年は、「テキストマイニングを使用した新規ブランドモデルの創出」のような感じとしたいと思います。

やり方は

①A社とB社のブランドモデルをテキストマイニングで作る

②A社とB社のブランドモデルを比較して、何かコメントする

③A社のブランドモデルをテキストマイニングにより改良して、新規ブランドモデルを創出する

④A社の新旧ブランドモデルを比較して、何かコメントする

という感じとなります。

ブランドモデル生成にはLDAを使用して処理を簡単にします。

さて、これが面白いテーマかといえば、実際に作業してみないとわかりません。つまらなかったら申し訳ありません。

今年発表したら、4年連続発表という感じとなるでしょうか。妹尾先生には及びませんが、常連を目指して頑張るのも面白いと思います。

2022年6月2日木曜日

テキストマイニングを使用した新市場の探索について、の件

掲題の件、私の論考が、弁理士会のHPで公開されました。

↓リンクです。

https://system.jpaa.or.jp/patent/?freekeyword=%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E6%96%B0%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

内容としましては、テキストマイニングを利用して新用途発想を行ったものです。去年は、発明発想を行いましたので、その続編という位置づけとなります。

論考の中で発想された新用途は、エアシャワーとなります。これは、本当に当たりますと営業妨害になりかねませんので、意図的に外しています。

コロナ対策が課題となっておりますので、それに役立つ製品としてはフィルタ装置を考えるのが、すじのよい考えかと思いました。

エアシャワーといいますとBtoB的な製品となりますので、BtoC製品が多いダイソンではやらないと思います。

それで、最近ダイソンが出した製品が以下となります。↓

https://www.dyson.co.jp/Wearables/dyson-zone-air-purifying-headphones/Announcement

コロナ対応というところは当たっておりましたが、ヘッドフォン型清浄機というのは、全く予想できませんでした。清浄機の騒音をヘッドフォンでキャンセルするという力技には驚きます。

論考内ではLDAを使っております。これは結構便利ですが、もう少し事例を作ってみないと有効性はわかりません。

今年の知財学会ではブランド発想を行う予定ですが、まだ、何も作業しておりません・・・。作業前に、一度、巷の発想法を調査してまとめる予定です。

世間のレベルを把握しませんと、無意味な発表となりかねませんので・・・。

ということで、私の論考をご参考いただければと思います。

2022年5月23日月曜日

Excelでできる特許データ分析入門の件

掲題の書籍の件、上市して2か月がたちました・・・。

↓AMAZONのリンクです

amazon.co.jp/dp/B09VH3GKYM

売れ行きですが、芳しくはないようです・・・。

Kindle発行のアドバイス本によれば、無名の著者の場合には、相当プロモーションに力を入れませんと、売り上げは0となることが多いようです。

それはそうですよね・・・。有名な方でしたら宣伝なしに売れるでしょうけど一般人は努力が必要なようです。

しかし、twitterやfacebookで宣伝するのもうざいですので、やめておきます。

この本ですが書くきっかけは、日本マーケティング学会のワーキングペーパとなります。

↓ワーキングペーパーへのリンクです。920件もダウンロードいただきありがとうございます。

https://www.j-mac.or.jp/wp/dtl.php?wp_id=89

このワーキングペーパーにはQFDを使った分析法は記載されておりますが、肝心のQFDの作り方には言及がありませんでしたので、今回の本で内容を補完しようと考えました。

本書を読んでいただければ、ワーキングペーパの分析をできるようになると思います。

手作りの特許マップを第1世代、マップソフトでつくる特許マップを第2世代、AIでつくる特許マップを第3世代とすれば、本書の内容は第1.5世代という感じで、手法としては退化しております。

このあたりがどうも不評なようでして、積極的に宣伝しない理由ともなります。 

たしかに、本書の手法で特許マップをつくるのは面倒ですので、万人向けの内容とはいえません。私としましても、さらに情報を集めて改善できるところは改善したいと思います。

Kindleは編集が容易ですので、年1回くらい改訂してゆければと思います。 

万人向けではないと申しましたが、ひとつ重要なテクニックとして、グループ化があると思います。これは、KJ法に使用できます。

通常KJ法は、ポストイットなどを使って行います。また、使用可能なソフトとしてはマインドマップソフトなどもあります。

Excelのグループ化機能を使用しますと、Excel上でKJ法的な処理を行うことができます。Excel上で行いますので、KJ法でまとめた結果をグラフなどに図表化することができます。 これはメリットと思います。

これは特許データ分析に限られず、アンケート分析にも使用できますので、活用法はいろいろあると思います。 ということで、ご興味がありましたら、是非ご購入願います。

2022年5月9日月曜日

進捗について

GWも終わりました・・・。天候もなかなかよく、よいGWだったと思います。

GW中は完全休養にあてまして、仕事的なものは何もしませんでした。こういっては何ですが、私くらいの年齢になりますと休むのも仕事のうちとなります。

さて、懸案のKHCoder本の方ですが、進捗は4割くらいとなります。GW中に作業しようと思いましたが上記のごとく何もしておりません・・・。

書いていて気がつきましたのは、

①特許分析に使えそうなのは

・外部変数-用語の対応分析

・外部変数-コードのクロス集計

②あまり使えそうにないのは

・用語-用語の対応分析

・用語やコードの共起ネットワーク

となります。

要は、用語同士の関連性を示すアウトプットは解釈が難しいことがわかりました。

もちろん、こじつければ何らかの解釈はできますが、細かくつっこまれますと自信のない解釈となります。

特に、共起ネットワークはテキストマイニングの花形のアウトプットですが、ここから何かを見出すのは、なかなか難しいです。

一応、本には、用語-用語と外部変数-用語の両方の手法を記載しようとは思います。

知財学会用のデータ処理も合わせて行う予定でしたが、ちょっと無理でした。

したがって、KHCoder本の作業が一区切りついたら、知財学会の作業を開始しようと思いましたが、今年の知財学会は例年より1か月早いようで、スケジュールがますます厳しくなりました。

KHCoder本は5月中に脱稿し、その後、知財学会のデータづくりをしようと思いますが、学会の方はエントリーだけして、進捗が悪ければ、最悪発表辞退となるかもしれません。

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