前回までの検討で、農工大特許の売却先として船井電機は好適であることがわかりました。
では、売却先として船井電機自体を抽出するにはどうすればよいか疑問があると思います。
実際には、この技術分野の出願件数TOP10は、ソニー、シャープ、富士通などの大手電機メーカで占められており、船井電機は20位くらいに登場します。
そこで売却候補は、ソニーやシャープあたりが候補になるのが自然と思います。
出願件数の多少に影響されずに売却候補を選定するためには、特許情報以外の情報も参考にする必要があると思います。
非特許情報には、論文、技報、プレスリリース、IRなどがありますが、これら資料の内容と特許情報とを組み合わせて総合的に判断すれば、確度が高くなるのではと思います。
実際には、特許情報や非特許情報から候補を10社程度に絞った段階で、各社に営業をかける方が時間の節約となると思います。
その場合でも、特許情報を解析した結果を営業資料として持参すれば、説得力のある営業トークができると思います。
ということで、営業活動に特許情報をもっと使用すれば、時間も節約できますし、営業の確度も向上すると思いますので、どんどん利用していただければと思います。