2019年7月8日月曜日

テキストマイニングを使用した特許マップ作成について

以前、パテント誌に掲載されました論文「テキストマイニングを使用した特許マップ作成手法の開発」が無料公開されました(以下のURLです)。


https://system.jpaa.or.jp/patent/?freekeyword=%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97


パテント誌の過去の記事を「マップ」で検索しますと、上記ヒット1件となります。つまり、意外にも、パテント誌には「特許マップ」や「パテントマップ」を主題とした記事が1件もなかったということになります。

さて、論文の内容としては、それほどレベルの高いものではありません。

もう少しレベルを上げようと思いましたが、テキストマイニング等の技術的な内容というのは、技術革新による陳腐化のスピードが速く、例えば、5年くらい前のテキストマイニングの本を読んでも、ちょっと古い、と感じさせてしまうような感じとなります。

このような分野でレベルを上げる努力をしても、すぐに陳腐化してしまいますので、つねにレベルアップの努力をする必要がありますが、私はこの分野で食べているわけではありませんので、労力を投入するのは躊躇してしまいます。

そこで、今回は、パテント誌に掲載してもらえるレベルに留めて、今後の改良は、やれたらやるというような感じとしたいと思います。

「専門家なのに、なぜ予測を外すのか?」~未来予測と特許戦略のお話~

 大学生の頃の思い出話から始めさせてください。1987年ごろ、私が国際関係論の講義を取ったときのこと。 教室に入ってきた先生の第一声が、今でも耳に残っています。 「君たちは国際関係論というと、いろんな国の関係を勉強すると思っているだろうが、違う。世界には米ソの2つの超大国しか...