2019年11月13日水曜日

質的研究法について

知財学会も12/7に迫っておりますが、当然のごとく発表資料はできておりません。

時間的には1か月ありますが、作業にとれる時間は土日くらいしかありませんし、土日も家の用事がありますので、時間的な余裕はあまりありません。

それで、資料を作成しようと思うのですが、ブランドQFDによる分析が、あまりイケていないというか、何らかの数値を出して相関をとるようなかっこいい分析ができないものかと調べておりましたら、以下のページを見つけました。

しつてきけんきゅうほう
質的研究法
qualitative research methods

https://kotobank.jp/word/%E8%B3%AA%E7%9A%84%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%B3%95-2099777

どうやら私がイメージする分析法は、量的分析と言われるもので、機械エンジニアの私は分析法といえば量的分析しか知りませんでした。

それに対して、主に心理学の分野では、上記の質的分析法というものがよく用いられるそうです。

ブランドQFDによる分析では、コンテクストによる分析を行いますが、これはブランドの分野特有の分析手法ではなく、どちらかといえば心理学由来の分析法なのかなと思います。

また、「意味への関心」ということで思い出すのは、デザインドリブンイノベーションです。あちらは、意味のイノベーションと言われますが、これも心理学由来の考え方なのかなと思います。

私は、デザインドリブンイノベーションの本は半分くらいしか読んでおらず、内容も理解しにくい部分が多くありましたが、これは私は心理学の知識が0であったからとも思います。

よく、デザインドリブンイノベーションとデザイン思考を混同している人がいますが、考え方は全然違うということになります。

また、ブランドとデザインドリブンイノベーションは心理学的分析を基礎とする点で、共通性が高い考え方と思います。

ということで、質的研究法の本を買い込んで今読んでおりますが、資料作成がさらに進まないことなりました。とはいえ、質的分析の知見を高めて、量的分析によらない分析法を極めたいと思います。

「専門家なのに、なぜ予測を外すのか?」~未来予測と特許戦略のお話~

 大学生の頃の思い出話から始めさせてください。1987年ごろ、私が国際関係論の講義を取ったときのこと。 教室に入ってきた先生の第一声が、今でも耳に残っています。 「君たちは国際関係論というと、いろんな国の関係を勉強すると思っているだろうが、違う。世界には米ソの2つの超大国しか...