最近、YouTubeである方の発言が面白かったので、みなさんと考えたいことがあります。その方が指摘していたのは、「今のテレビってバラエティばっかりで、IP(知的財産のこと)づくりができてないよね」ということ。
なるほど、確かに!と思いました。例えば、ドラマは一回作れば、再放送したり、映画化したり、続編を作ったり。いろんな形で活用できますよね。でも、バラエティって放送したらそれっきり。いわば"使い切り"なんです。
テレビ局さんも分かってるんでしょうけど、最近はテレビ離れもあって、お金のかかるドラマを作る余裕がない。だから低予算のバラエティに頼らざるを得ない。でもそれが、さらに視聴者離れを招いて...という悪循環に陥っているみたいです。
ここで「それって、私たちにも当てはまるんじゃない?」と気づきました。
私たちビジネスパーソンも、毎日バリバリ働いています。でも、その仕事って「フロー」の仕事、つまり"その場限り"になってないでしょうか?漫然と仕事をこなしているだけだと、10年20年働いても、手元に残るものが意外と少なかったりするんですよね。
だから私は、この10年くらい、意識的に「ストック」を作ることを心がけてきました。具体的には、仕事で得た知見を論文にまとめて発表するようにしています。
最初は「こんなの、誰が読むんだろう...」って思ってました。でも、続けているうちに少しずつ変化が。去年なんか、知財フェアで会った人や、マーケティング学会の授賞式で出会った方、それに知財学会やセミナーで声をかけていただいて。「論文読ませてもらってます」って言われることが増えてきたんです。
正直、すごく嬉しかった!地道にやってきたことが、少しずつ実を結んでいるんだなって。
みなさんも、日々の仕事の中で「これ、形に残せるかも?」というものがあるはずです。例えば:
- 仕事のコツやノウハウをまとめる
- 得意分野について記事を書く
- 業務改善の仕組みを考える
- ブログやSNSで専門的な情報を発信する
なんでもいいんです。大事なのは、今やっている仕事の中から「残せるもの」を意識的に見つけていくこと。それが、あなた自身の"IP"になっていくんです。
実は私、IPづくりの大切さに気づいたのは、ある本がきっかけでした。今でも時々読み返す大事な本です。よかったら、みなさんも読んでみてください:
『知ってなアカン!知的資産活用術』 https://amzn.asia/d/1xkkX2g
みなさんも、明日から少しずつでいいので、自分なりのIPづくりを始めてみませんか?きっと、数年後の自分に「やっておいてよかった!」って思ってもらえると信じています。