懸案だった、JSAの規格開発エキスパート講座の修了試験ですが、無事に合格しておりました。
ただし、登録までは数か月かかるそうで、規格開発エキスパート補を名乗れるのは、しばらく先となりそうです。
規格開発エキスパート講座を受けてよかったところは、バランスが取れた内容だったということです。
規格開発ということで、JIS規格の文章を作成する勉強が主と考えていましたが、講義の1/3は経営戦略の話で、一橋MBAの先生が講義をされていました。
標準といえど、ビジネスに役立たなければ、なんの意味もないことはいうまでもありません。
あとの1/3は実際の規格文章作成実務の講義と、残りはワークショップでした。ワークショップの方も、標準化実務を経験していない者でも、何とかなる、という、ものでした。
受講生は、実際に企業や研究所で標準化実務をこなしている方がほとんどでしたが、弁理士もちらほらいました。
ただし、最後の最後の修了試験が非常に難しいものでした。といっても、講義内容からの出題であり、試験に講義テキストを持ち込み可能ですので、できて当たりまえなのですが、試験時間が短くテキストを見直している時間がなかった、というのがいい訳です。
この手の修了試験は形式的なものが多いので、すっかりなめておりました。 規格開発エキスパート講座を受講しようと考えている方は、しっかりと対策された方がよいと思います。