テキストマイニングを使用した新市場の探索について、という名の論文をパテント誌に投稿しておりましたが、査読を通過しました。
パテント誌4月号(4/15発行)に掲載される予定です。パテント誌を購入していない方へは、6月上旬に弁理士会のHPにて無料公開されると思います。
査読の指摘点については、以下のようなものがありました。
①人工知能の専門家以外にもわかるように、用語の説明を追加してもらいたい。
私は人工知能の専門家ではないため、まあ、専門家でない自分でもわかるなら誰でもわかるだろうという軽い気持ちで説明を端折っておりましたが、これは甘えた考えだったようです。
そもそもテキストマイニングは人工知能なのか?という疑問もありますが、とても初歩的な人工知能とはいえそうです。
クラスタリングなども人工知能に分類されるようで、いまいち人工知能の定義がわかりません。定義がわからないのはIPランドスケープと似ております。
そこで、説明を追加しましたので、論文のボリュームが増えました。
②この論文に読者が興味を持てるような記載にしてほしい。
私は、日常業務として特許明細書を書いておりますが、特許明細書は記載要件を満たすよう技術的説明のみをすればよいため、この乗りで論文を書いてしまいました。そうすると、無味乾燥の、なんの興味も持てない論文ができあがるわけです。
要は、読者のエモーションを掻き立てるセールストークのような記載を追加しなければなりませんが、やりすぎるとあざとくなりますので、難しいところです。とりあえず、役に立つくらいのことは書いてみました。
ということで、この作業はひと段落ですので、懸案の、Excelでやる特許分析のkindle本の作成作業に移りたいと思います。