2025年2月18日火曜日

生成AI活用による知財業務効率化・特許分析セミナーのご案内

 【AI時代の知財業務を革新する】

生成AI活用による知財業務効率化・特許分析セミナー

知財業務の新時代が始まっています。生成AI(大規模言語モデル)の台頭により、特許分析や明細書作成の手法が大きく変わりつつある今、その波に乗り遅れないためのスキルが求められています。

本セミナーでは、知財分野での豊富な実務経験を持つ川上成年氏が、ChatGPTなどの生成AIを活用した最新の特許データ分析手法から、業務効率化のための実践的なテクニックまでを、分かりやすく解説します。

◆セミナーのポイント

・生成AIの基礎から実践的な活用方法まで、体系的に学べます

・特許データ分析における生成AIとテキストマイニングの融合手法を習得

・実務で即活用できるプロンプトエンジニアリングスキルの習得

・GPT4o-mini APIを用いた大量データ処理の自動化テクニック

◆こんな方におすすめ

・知財部門で業務効率化を推進したい方

・特許分析の新しい手法を模索している方

・生成AIを活用した知財戦略の立案に興味がある方

・基礎から実践まで体系的に学びたい初心者~中級者の方

日時:2025年02月28日(金)13:00~17:00

形式:WEBセミナー(Zoom使用)

受講料:非会員 49,500円(税込)/ 会員 46,200円(税込)

定員:30名(先着順)

【講師プロフィール】

川上成年氏(株式会社知財デザイン 代表取締役)

弁理士として豊富な実務経験を持ち、AIやデータ分析を活用した知財戦略のエキスパート。著書に「ChatGPTでできる特許データ分析入門」など多数。

お申し込み・詳細はこちら:

知財実務者のためのAI活用セミナー:生成AIで実現する業務効率化とデータ解析【LIVE配信】

※本セミナーは、貴重な実践的知識が満載の4時間です。よろしくお願いいたします。 

2025年2月15日土曜日

特許出願が拒絶...でも実は悪いことばかりじゃないんです!

「特許出願が拒絶されました...」

この知らせを受け取ったとき、がっかりしますよね。お金と時間をかけたのに...と落ち込んでしまう方も多いと思います。

実は私、特許の仕事をしていて、よく聞く声があるんです。 「出願費用が無駄になった!」 「お金返して!」

でもちょっと待ってください!

実は、特許出願が通らなかったことにも、悪いことばかりではないんです。今日はその「意外な価値」についてお話ししたいと思います。

拒絶査定で分かる3つの大切なこと

1. 「今の立ち位置」が分かる!

特許が通らなかったってことは、実は「似たような技術がすでにたくさんある」というサインなんです。

つまり...

  • 今の技術レベルが「普通」だということが分かる
  • 「もっと頑張らないと!」という具体的な目標ができる
  • 次の開発の方向性が見えてくる

2. 「これ、やっていいんだ!」が分かる

「特許が取れなかった」=「他の会社も特許は取れない」

...ということは?そうです!その技術、基本的に誰でも使えるってことなんです。 (※ただし、他の特許に引っかからないか、確認は必要です)

確かに権利は持てませんが:

  • ビジネスはできる
  • 開発した技術が使える
  • 市場参入のチャンスがある

3. 「将来の特許」も防げちゃう!

実は、拒絶された特許出願でも公開されるんです。そして、この公開された情報には大きな力があります。

どんな力かというと:

  • 後から似たような特許を出そうとする人の「壁」になる
  • 他社が似た技術の特許を取りにくくなる
  • つまり、「未来永劫」似たような特許の発生を防いでくれる

結局どう考えればいいの?

特許出願が通らなかったからって、すべてが無駄になったわけじゃないんです。

もちろん、いつも拒絶されてばかりじゃマズイですよ。でも、たまには「拒絶」も、技術開発やビジネス戦略のヒントをくれる大切なメッセージとして受け止めてみてはどうでしょうか?

「拒絶」は終わりじゃない。むしろ、次の一歩を考えるチャンスかもしれませんよ!

2025年2月12日水曜日

AIと知財の新時代を切り拓く!実務者向け特別セミナーのご案内

特許実務におけるAI活用が急速に進む中、最新の生成AI技術を実践的に学べる特別セミナーを開催いたします。本セミナーでは、特許出願から特許データ分析まで、実務で即座に活用できるスキルを、hands-onで習得していただけます。

【セミナー概要】 日時:2025年3月25日(火)13:00~17:00 テーマ:AI×知財の最前線:特許出願からデータ分析まで実務で使える生成AI講座

【カリキュラムのハイライト】

■生成AI基礎と知財業務への応用 最新のGPT-4やClaude、Gemini 2.0 Flashなど、話題の生成AIツールの基本から実践的な活用方法まで、知財業務に特化した形で解説します。特許明細書作成から特許マップ作成まで、業務効率を劇的に向上させるテクニックをご紹介します。

■実践!特許出願×生成AI 発明提案書作成から中間処理まで、特許出願の全プロセスにおけるAI活用術を実演します。Claude 3.5 SonnetやChatGPT 4o with canvasなど、最新ツールを使った効率的な文書作成テクニックを、実例を交えながら詳しく解説します。

■データ分析の最新手法 ChatGPT4oを使った特許データの分析手法や、APIを活用した大量データ処理など、データサイエンスの視点から特許分析を効率化する方法をお伝えします。Pythonとの連携など、より高度な活用方法についても触れます。

本セミナーの特徴は、理論だけでなく、実際の業務フローに沿って、具体的なツールの使い方や実践的なテクニックを学べる点です。ローコストで導入できる生成AIツールを中心に、明日から使える実用的なスキルを身につけていただけます。

知財実務のデジタルトランスフォーメーションに関心をお持ちの方、業務効率化をお考えの方は、ぜひご参加ください。質疑応答の時間も設けておりますので、日頃の疑問点について直接質問することも可能です。

※詳細な内容や申し込みについては、公式案内ページをご確認ください。

「AI×知財の最前線:特許出願からデータ分析まで実務で使える生成AI講座」

皆様のご参加を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。

2025年2月8日土曜日

「先使用権があるから大丈夫」って本当?~特許出願との比較で考えてみた~

「新製品を出すんだけど、特許出願って費用かかるよね~。先使用権があるから大丈夫でしょ?」

よくこんな声を聞くんです。でもちょっと待って!そんなに甘くないですよ。今日は先使用権の意外と知られていない「お金と手間」の話をしてみたいと思います。

先使用権って、そんなに簡単じゃないんです

「先使用権があります!」 「はい、そうですか。では引き下がります」

...こんな展開、残念ながら現実にはありません(笑)

実は先使用権って、裁判所が「あなたにはその権利がありますよ」って認めてくれて、はじめて確定する権利なんです。つまり...

  • 地方裁判所で戦う
  • 負けたら高等裁判所に控訴
  • 場合によっては最高裁判所まで行くことも

考えただけでも大変ですよね?

証拠集めが超大変!

「じゃあ、証拠をしっかり残しておけばいいんでしょ?」

そう、その通りなんです。でも、これがまた大変なんです。必要なものを見てみましょう:

  • 伝票は全部保存
  • 実験ノートもちゃんと保存
  • 会議の議事録も取っておく
  • これら全部に確定日付やタイムスタンプも必要

しかも、これらの資料を保管する場所も必要です。倉庫代もバカにならないですよね。

特許出願との比較

ここで考えてみましょう。

特許を出願する場合:

  • 一回の費用で済む
  • 権利化されれば強い味方に
  • 管理も比較的シンプル

先使用権に頼る場合:

  • 証拠集めの手間が大変
  • 保管場所も必要
  • 裁判になったら費用も時間もかかる

じゃあ先使用権って意味ないの?

いえいえ、そんなことはありません!

先使用権が特に有効なのは:

  • 企業秘密として守りたい技術がある場合
  • 他社に真似されたくない製造ノウハウがある場合

ただし、こういった場合でも、あれもこれもと先使用権で守ろうとすると大変なことに。本当に重要な技術に絞って考えるのがポイントです。

まとめ

「特許出願の費用がもったいないから先使用権で」

一見そう思えるかもしれません。でも実は、手間やコストを考えると、特許出願の方が「お得」かもしれないんです。

特許出願するか、先使用権で守るか。技術の性質や重要度を考えながら、賢く選んでいきたいですね!

「量より質」って本当?~歴史から学ぶ特許戦略のヒント~

 最近、特許の世界でよく聞く言葉があります。 「量より質が大切です!」 確かに、いいことのように聞こえますよね。でも、ちょっと待ってください。本当にそうなんでしょうか? 昔の日本はすごかった! 実は、日本には「特許出願件数世界一」だった時代があるんです。そして、その頃の日...