ものづくり革新ナビに、特許技術導入に関する事例分析の記事を投稿いたしました。
自社技術にこだわるか、それともオープンイノベーションを進めるか、議論の余地はありますが、事業を加速させるためには、技術導入も有効な手段と思います。是非ご参考に願います。
(記事はこちらです)
http://www.monodukuri.com/jirei/article/29
上記事例は、自社のコア技術に他社の特許技術を導入して事業化を志向する事例です。
コア技術とは「顧客に対して他社には真似の出来ない自社ならではの価値を提供する企業の中核的な力(コア・コンピタンス経営:ハメルとプラハラード)」をなす技術と考えればよいと思います。
コア技術戦略のイメージは、自社のコア技術を支点として、他社技術を力点とする梃子(レバレッジ)のようなものです。自社技術を他社技術で増幅するということでしょうか。
したがって、やみくもに特許技術を導入すればよいというものではなく、梃子の支点となる自社のコア技術の存在がコア技術戦略を進める上で必要なことはいうまでもありません。
さらに、コア技術については、しっかりと特許権化して、他社に支点を奪われないようにしたいものです。
このように事業戦略を守る観点からも、しっかりとした知財戦略を構築してみてはいかがでしょうか。