一昔前、MBAに行くことがもてはやされた時期がありましたが、最近はMBAは役に立たないという言説が目立つようになりました。
MBAといっても、特別なものではなく、ただの大学院ですので、あくまでも体系化された形式知を伝達する場に過ぎません。
ただし、形式知はそのままでは何の役にも立ちませんので、MBAを出た後、実務を通じて暗黙知を得て知識として完成させる必要があります。
したがって、MBAで得た知識を実務で活用する機会のない人は、知識の完成が図れず、MBAで勉強したことが役に立たないと感じてしまうわけです。
そうすると暗黙知を得る必要があるわけですが、例えばMBAをでたら起業して実際に知識を使ってゆくとか工夫すればよいと思います。
また、逆に実務経験が豊富で暗黙知が蓄積されている人であれば、MBAにゆくことにより、知識が体系的に整理され、効果が感じられるかもしれません。
似たようなことは、資格にもいえ、例えば弁理士試験は特許法などの形式知の有無を測定する試験ですので、弁理士試験に合格しただけでは、何の役にも立ちません。
したがって、合格した後は実際に特許実務をこなして暗黙知を得て、知識として完成させてゆく作業が必要となります。
ところが近年、国が需要以上に合格者を増やしたため、合格しても実務に付けない人が生じるようになりました。実務につけませんと暗黙知を得られませんので、弁理士としての知識レベルにいつまでも到達できないことになります。
そうすると、資格取得に費やす時間と費用がまったく無駄になりますので、弁理士を目指すのはリスクが高く、最近は弁理士試験の受験者が減少しています。
もちろん、合格したらすぐ独立して実務を開始し、暗黙知を得ることもできるとは思いますし、そういう方は実際にいます。
結論としては、 MBAにせよ、弁理士にせよ、暗黙知をどう得るか、ということまで考えて、自分の進む道を考える必要があるのかと思います。
2014年11月22日土曜日
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