ライバル企業が良い製品を出しておりますと、分析して自社製品の改良に使いたくもなります。
しかし、ライバル製品の構造を分析して、良いところをそのまま自社製品に取り入れますと、いわゆるパクリ製品のような感じとなります。
当然、そのような構成には何らかの知財権が存在すると思いますので、パクることは道義上の問題のみならず、知財権上の問題が生じる可能性があります。
そうしますと、ライバル社の製品を分析することはよいのですが、よいところがわかった場合にどうしようという問題があります。
例えば、弁理士にお願いして、鑑定をしてもらい、技術的範囲に属さない程度に構成要件を改変する、類似の範囲に入らないように外観を変更する、というのが一つの進め方となります。
そう考えますと、製品の構成を真似することに着目しますと、窮屈な製品開発が求められることになります。開発する方としては楽しくありません(逆に制約がある方が楽しいと思う人もいるかもしれませんが・・・)。
ここで考えたいのが、製品構造とはいわゆる解決手段であり、解決手段には対応する「課題」というものがあるということです。そして、他社が感じている「課題」を真似することは何の問題もないということです。
「課題」に対する「解決手段」というのは無限のバリエーションがありますので、製品開発の自由度は高まります。自社のオリジナリティーのある製品も開発できますので、開発する方としても楽しいかと思います。
ということで、他社製品に注目する場合には、製品の構造に着目するだけではなく、その背景となる他社が感じている「課題」にも着目してみてはいかがでしょうか。
2019年7月31日水曜日
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