2025年2月22日土曜日

特許って不動産投資に似てる?~成功のカギは「先読み力」~

以前、「特許は土地みたいなもの」っていう話をしましたね。

お店を始めるときに土地を確保するように、新しい技術でビジネスを始めるなら特許も確保しておかないと、後から「それ、私の特許なんですけど?」って言われちゃうかもしれない...という話でした。

実は難しいんです、「どこに投資するか」

でもね、ここからが本当の悩みどころ。 「どの特許を取るべきか?」

これって、不動産投資でいうと「どの土地を買うか?」という悩みにそっくりなんです。

考えてみてください:

土地の場合:

  • 駅前の土地?→超高い!
  • インターチェンジそば?→これも高い!
  • 工場の近く?→需要があるけど、やっぱり高い!

当然、いい場所は値段も高いですよね。高すぎる土地を買って、その分を回収できないと意味がありません。

じゃあ、どうする?

賢い不動産投資家って、こんなことを考えます: 「この辺に将来駅ができるんじゃない?」 「ここに新しいインターチェンジの計画があるらしい」

つまり、将来の価値を予想して、今のうちに安く買っておくんです。

特許も同じ発想で!

特許だって同じ考え方ができます:

  • 将来どんな市場が生まれそう?
  • そこでどんな技術が必要になる?
  • 今のうちに特許を押さえておこう!

...という具合です。

でも難しいですよね、「予想」って

「10年先なんて分かるわけない!」

そうなんです。正直、外れることもあります。 だからこそのポイントは...

ある程度外れることを覚悟で、たくさん出願すること!

例えば、100件出願して1件当たれば、全体の費用は回収できちゃったり。意外とギャンブル的な要素もあるんです。

「それって出願料稼ぎじゃない?」

時々こんな声も聞こえてきます: 「弁理士さんが儲けたいから、そんなこと言うんでしょ?」なんて声を聞くことがあります。

でも、ここで要注意なのが「私の予想は絶対に当たる!」「最小限の出願で十分!」という考え方。

実は、これってかなり危険な発想なんです。なぜなら:

  • 技術開発のスピードは年々加速している
  • 競合他社の動きは予測が難しい
  • 市場ニーズは急激に変化することも
  • 一つの技術が思わぬ分野で活用されることも

実際、「これは間違いない!」と思った予測が外れたり、「こんな使い方があったのか!」という想定外の活用方法が生まれたり...。そんな経験、誰にでもあるはずです。

だからこそ、ある程度の「分散投資」的な考え方が重要になってくるんです。


まとめ

特許って、ある意味「技術の不動産投資」みたいなもの。

将来を見据えて、今のうちに権利を確保しておく。でも、予想が外れることもある。だからこそ、ある程度の"分散投資"も大切。

なかなか難しい判断が必要ですが、これも経営の醍醐味かもしれませんね!

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