生成AIがついに表計算ソフトのセルまで入り込み、翻訳・要約・分類をワンストップでこなす——。
5月16日に公開された私のワーキングペーパー Vol. 11 No. 11 では、試験運用中の Google スプレッドシート“AI関数” を用いて、50件の掃除機関連特許を**「翻訳 → 要約 → 自動分類」**する一連のプロセスを詳しく実演しています。処理済みデータをそのまま Gemini 分析につなげ、出願年次推移や企業別動向を瞬時に可視化できる点は必見です。
ワーキングペーパーへのリンクはこちらです。
https://www.j-mac.or.jp/wp/dtl.php?wp_id=173
論文では、
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AI関数の基本構文と有効化手順(Workspace Labsへの参加・英語プロンプトのコツ)
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課題/解決手段の英訳・10語要約・カテゴリ抽出を関数だけで完結させる手順
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Geminiで得られた**「ユーザビリティとデザイン」が最多課題、「集じん・分離」が主要ソリューション**といった洞察例
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英語限定・機密情報の扱い・結果検証など実務上の留意点
を網羅。従来、外部スクリプトや専門ツールが欠かせなかった特許テキスト解析を、“いつものシート”上で完結させるポテンシャルを示しています。
こんな方にオススメ
特許・技術調査をもっとスピーディーに行いたい知財・R&D部門
生成AIの“実戦投入”事例を探しているデータ分析担当者
Google Workspace Labsの最新機能をキャッチアップしたい方
ブログでは、本稿のキーメッセージと実装サンプルをかみ砕いて紹介予定です。
「AI関数 × 特許データ」に興味がある方はぜひチェックしてみてください!