2021年5月24日月曜日

前回の追記

おまけとなりますが、出願年のデータも入れていることに気がつきましたので、時系列のマップをKHcoderで出してみました。

 

これをみますと、掃除機の出願は1990年ごろから、送風機の出願は2008年ごろから、ヘア機器の出願は2013年ごろから、歯清浄装置の出願は2017年ごろから、となっておりますので、前回の推測通りの事業拡大をダイソンは図っていることがわかりました。

とはいえ、出願件数としては掃除機が過半数となっておりますので、今も昔も掃除機の開発を重視していることが分かります。

機能とか構成とかの時系列をみれば、研究開発の動向とかも分析できると思いますが、また、別の機会にトライしてみようと思います。

2021年5月23日日曜日

MFTモデルについて

MFTモデルを書いてみました。これはパワポで書きますので大変でした。誰か自動的に書ける方法をご存じでしたら教えてください・・・。

一番右の列が技術でして、この技術から生じるのが真ん中の列の機能であり、この機能が実装されるのが、一番左の列の市場となります。

 

 

なんとなくですが、ダイソンはまず掃除機を手がけ、機能に共通性のある空調機器に展開し、現在は美容機器に進出しつつある、というような事業展開のような気がします。

(このあたりは時系列(出願日)の分析を加えれば分析可能と思います。)

掃除機は吸入した空気からごみを分離する、というサイクロン機構が有名ですが、この機構は空調機器には使用しませんので、これをコア技術として展開というわけにはゆかないようです。

掃除機と空調機器の共通の機能としては、吸排気性がありますので、この機能を実現する技術としてはモータ制御技術や吸排気構造がありますので、これをコア技術として、新市場へ展開したと考えられるかと思います。 

というのは、後付けの理由(私の嫌いな後知恵)となりますので、知財学会では、このMFTモデルを用いて、ダイソンの新規事業を考えることをやってみたいと思います。

これでGWの作業は終わりましたので、ほっとしました(大分過ぎましたが・・・)。

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