2023年5月17日水曜日

書けるということ

最近はqiitaの方へプログラムを投稿しておりますので、こちらのブログは放置気味となっております・・・。

プログラムに関しては、自力で書く能力はありませんので、もっぱらchatgptに頼り切って書いております。

ところで、最近はchatgptでプログラムが書ける!といわれておりますが、この「書ける」という言葉の意味をどうとらえればよいのでしょうか。

確かにchatgptはプログラムを書けますが、結構な確率でエラーとなります。そこで人間が微修正しながら、最終的に動くプログラムを完成させるというイメージとなります。

したがって、表面上はchatgptはプログラムを書けますが、実質的には書けるところまでは、まだ行っていないと個人的には思います。

したがって、この「書ける」という言葉は、状況に応じて解釈が厳しくなったり、緩くなったりすると思います。

たまに、お客さんで、自分で明細書を書いたので出願費用をまけてくれ、という方がいるのですが、結構困ることがあります。

それは、そのままでは記載不備があり私が修正しなければならない場合、出願費用をまけますと、私の工数が出ないことになるからです。

本人は明細書を「書ける」と思っているのかもしれませんが、このまま出願しますと拒絶されますので、実質的には「書けてない」のですが、それを指摘しても、私は時間をかけて書いたんだ!と、理解してもらえないことが多いです。

時間がかかろうが、記載不備があれば、書けてないのと同じことで、価値は0となります。

もちろん緩く考えれば、「書けている」のですが、特許実務という厳しい観点からは、価値0となります。 

今後、chatgptに特許明細書を書かせる試みがなされると思いますが、その場合、この「書ける」問題が生じると思います。

chatgptが書いた明細書を出願して拒絶されれば、どんなに長い文章を生成しても「書けない」こととなり、逆に、特許されれば、「書けた」ということになります(すなわち価値がある)。

個人的には、しばらく「書けない」時期が続くものの、将来的には「書ける」ことになるのではないかと思います。その時期はよくわかりません。

とはいえ、chatgptを相棒として利用して私が明細書を書くことになるとは今年中にはなると思います。

 

2023年4月12日水曜日

特許マップは先祖帰りするか?

以前、特許マップの歴史を調べたことがありました。

特許マップの歴史

https://chizai-design.blogspot.com/2022/03/blog-post_21.html

特許マップの歴史2

https://chizai-design.blogspot.com/2022/04/2.html

その結論は、第1世代の特許マップは、大いに役に立ったが、作るのに時間がかかりすぎるというものであり、第2世代の特許マップは、作るのは容易であったが、あまり役に立たなかった、というものでした。 

そして、今後については、AIを用いた第1世代の特許マップがあれば、役にも立つし、作るのも容易なのでよいのでは、という感想でした。

というのが1年前でしたが、それが実現するときが意外に早くやってきました・・・。

要は、第1世代の特許マップで人間がやっていた作業を、GPT-4にやらせればよいのではないかと思います。 

ということで、しばらくは、数十年前の特許マップ関係の本をAMAZONで集めようと考えています。そして、昔の手法にGPT-4を使用するとどうなるのか試したいと思います。

2023年4月4日火曜日

やはり失業は不可避か?

前回のMFTモデルですが、GPT-4にプログラムの改造を頼みましたら、あっさり答えを出してきました。しかも、丁寧に色分けまでしてくれました。

GPT-4の性能は高いとのうわさを聞いておりましたが、これほどとは知りませんでした。今まではGPT-3を使用していたのですが、すでに時代遅れとなっているような気がします。

このMFTモデルをPythonで書くことが、当面の目標でしたが、Pythonの勉強を始めてから半年も経たずに達成しました! 

と同時に、この手の作業はAIに置き換えが進む未来も確実となったので、これからはどうすればよいのか途方に暮れてしまいます。まあ、失業不可避の状況が近付いていると感じます。

とはいえ、このような作業はAIが行うとなると、人間は創造作業に集中できるので、世の中の変化(進化)のスピードも速くなることが期待できます。

加速度的に科学技術も進化し、ドラえもんの世界のような22世紀も実現するかもしれません。

【PR】“AI、生成AI”による知財業務の効率化、スピード化のセミナーについて(9/27開催)

掲題の件、セミナーの1/4を担当することになりました。私の担当分は、「【第2部】生成AIで革新する特許データ分析」です。URLは以下となります。 AI 生成AI 特許調査 分析 翻訳 技術情報協会はセミナー・出版・通信教育を通じて企業の最前線に立つ研究者、技術者をサポートし社会に...