2020年5月4日月曜日

空間検討について

緊急事態宣言が5月末にまで延長されたそうで、これについてはいろいろ言いたいことはあるのですが、落ち着いたら考えを書きたいと思います。

前回はニーズのコードをどうするか検討しましたが、その前に、多空間をどう定義するかを決めねばなりません。

多空間デザインモデルでは、価値空間と意味空間と状態空間と属性空間の4つの空間を定義します。

そして、各空間を行ったり来たりすることにより、モデルのデザインを行います。

しかし、実際このようにきちんと分類することは難しいかと感じております。

分類に関してはMECEにすることやクライテリアを揃えることが好ましいと思いますが、「デザイン科学概論」に書いてある分析例でも、きちんとMECEで空間を分類できている例はないようであり、分類のクライテリアもまちまちな印象です。

そこで今回は下図のごとく、空間を一つ減らし、空間分類の負担を減らそうと思います(要は、楽をしたいというだけですが・・・)。



こうしますと、QFDのコード設定と共通化もできますので、QFDでの分析→モデルでの発想という流れがスムースにゆくとも考えます。

また、勝手な自論ですが「デザイン科学概論」の多空間では、心理空間と物理空間が完全に分離してしまっている印象ですが、改モデルの方は、両空間にまたがる空間として「品質空間(仮称)」を設定しましたので、心理空間と物理空間が密接しているという印象となり、よいのではないかと思います。


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